愛とは何か

2017/09/22

突然ですがクイズです。

「シンデレラは、なぜ王子様に愛されて、結ばれる事ができたんでしょう?」

答えは一番最後に書いてありますが、途中の解説を読まないと意味が分かりません


そもそも、「愛」って、何だと思いますか?

漢字を書いてもらうと分かりやすいので、手元に書くものと消しゴム用意してください。

筆記用具が手元にないなら、頭の中に漢字をイメージしながら試してください。


では、「愛」という漢字を大きく書いてください。

愛という文字をよく見ると、愛という漢字の真ん中に、「心」という漢字が入っていますね。

ノを書いて、ツを書いて、ワを書いた後、心を書いたでしょ。

それです。


では、次は心の部分を消してください。

愛という漢字が別の漢字に変わりますね。

そう、「受」という漢字です。


愛から心を引いて出来た字が、受。

ということは、受に心を入れると、愛。

愛という漢字は、心を受け入れている状態を表しているんですね。


つまり、相手の心を受け入れている=相手を愛している。

自分の心を受け入れてもらっている=相手に愛されている。


心を受け入れるということ、それが愛なんです。


では次に、愛という言葉の使われ方で考えてみます。

「愛し合う」とは言うけれど、「恋し合う」とは言いませんね。

なぜかというと、恋は一方通行でも成立するけれど、愛は双方向だからなんです。

相手の心を受け入れてあげて、相手も自分の心を受け入れてくれる、その双方向があって、初めて愛なんです。


ところが、一方的に愛を求めている人が、残念ながら多いんです。

あなたは、違いますか?

受け入れてもらうことばかり求めて、受け入れてあげることを忘れていませんか?


人に名前を聞く時は、まず自分が名乗りますね。

同じように、相手に何かをして欲しかったら、まず自分が相手にしてあげる方がスムーズです。

人と人とのコミュニケーションでは、それがお互い気持ちよく交流するためのコツです。


愛も、人と人とのコミュニケーションの形の1つです。

ですから、相手に愛して欲しかったら、まず自分が相手を愛すること。

それが、気持ちよく愛しあうコツです。

「私を愛してよ!」

という一方的な要求は、コミュニケーションではありませし、気持ちよくありません。


実際、一方的に愛を求めている人って、願いがかなったように見えても、何だか辛そうだし、不安そうだし、落ちつかなそうですよね。

まず自分が相手を愛する、という部分を忘れてしまっている。

だから、自分自身が気持ちよくコミュニケーションできない。

なので、結局心が満たされないんですよ。


愛されるいい女は、まず相手を愛するからこそ、相手に愛されるんです。


まず、相手の心を受け入れてあげる。

だからこそ、自分の心を相手に受け入れてもらえるんです。


では、相手の心を受け入れるとは、どういうことでしょう。

相手の心を受け入れるということは、自分の心の扉が開いていないとできません。

自分の心の扉が開いている状態、つまりオープン(open)であることが大切なんです。

オープンとは簡単に言うと、「コミュニケーションはいつでも取れますよ。」という状態です。

そして、「自分はオープンです。」という状態が、態度や行動に現れるんですね。


一方、心が閉じている人もいます。

オープンの逆、クローズ(close)な状態ですね。

傷つくのが怖い。

恥ずかしい。

自信がない。

落ち込んでいる。

人間は、いろんな理由でクローズ気味になります。

クローズが癖になってしまっている人は、特に何もなくても普段からクローズになっています。


ナンパってありますよね。

ナンパに対しての印象は、人それぞれだと思います。

チャラくてウザいと感じる人もいれば、実は少し嬉しかったりする人もいるかもしれません。

場所とか、その時の状況とか、気分や相手次第で印象が変わることもあるでしょう。

街を歩いている時に声かけられるのは嫌。

クラブで遊んでいたりバーで飲んでいたりしている時なら、相手次第ではOK。

という人もいるかも知れません。


個人個人のナンパに対する印象や見解は、ひとまず脇に置いておきます。

実は、愛されるいい女は意外なことに、ナンパを無下に断らないケースが、よくあります。

立ち止まるか、歩きながらかはともかくとして、とりあえず目を合わせて相手の話を聞き、返事もします。

これって、相手とのコミュニケーションがOKだよ、っていうオープンな状態ですね。

もちろん、一緒に飲みませんかとか、携帯教えてくれませんか、といった要求にどうこたえるかは、別の話です。

誘いを断るのも受け入れるのも自由です。

ナンパに対してもオープンに対応できる心の余裕があるんですね。


一方クローズの人の対応は、全然違います。

声をかけられても無視したり、あからさまに嫌そうにしたり、時には罵声を浴びせたり。

確かに街中でいきなり声を掛けられたり、そんな気分じゃないのに話しかけられたら、正直ウザいでしょう。

中には怖さを感じる人もいるかもしれません。

でも、「私はクローズです。」という態度を必要以上に示し続けていると、残念ながらそれがクセになることもあるんです。

クセになってしまうと、あなたにクローズの雰囲気が身についてしまいます。

そうなると、周りの人から見れば、「この人は雰囲気的に受け入れてくれなそう。」という誤解をされることもあります。


だからって、何もナンパについていけって話じゃないですよ。

例えば、大勢集まるパーティーや、結婚式の二次会などで声をかけられたとしても同じことです。

要は、広い意味での人とのコミュニケーションにおいて、オープンでいられるか、それともクローズになるのか、という話です。


愛されるいい女は、どんな状況でも基本的にオープンで対処できるんです。


ナンパといった、自分にとってはあまり歓迎できない状況だったとしてもです。

おもしろいことに、自分がオープンであれば、自分に関わる人もオープンで接してくれます。

自分がクローズであれば、自分に関わる人もクローズになります。

つまり、心を受け入れてもらいたければ、愛されたければ、まず自分が心を受け入れるようにオープンになって、愛すること。

それがポイントなんですね。


さて、あなたはオープンですか?クローズですか?

人は状況や気分次第で、オープン気味にもクローズ気味にもなります。

ですが自分の普段の傾向として、どちらに近いかというのはあると思います。


もし、あなたがクローズタイプだとしても大丈夫。

オープンタイプになることもできます。


まずは、自分の今している行動や、考えや、発言などがオープンなのかクローズなのかを意識してみること。


常に自分でオープンかクローズかを確認してみると、気づきやすいです。

友達と遊んでいる時、職場の同僚や上司と会話している時、街を歩いている時、お茶している時、とにかくいろんな場面で。


例えば、朝起きて家族と顔を会わせたときに、笑顔で「おはよう。今日天気いいねー。」って言うのはオープンな行動ですね。

そうすると、家族からもオープンな対応が返ってきます。

一方、前の日に彼氏とケンカしたからといって、家族と会っても目もあわせず挨拶もしないのはクローズです。


コンビニで買い物をした時に、レジの人と目を合わせてお礼を言えるようならオープンですね。

黙って商品を置いて、黙ってお金を払って、黙って受け取って、黙って立ち去るのはクローズです。

「840円になります。」と言われたときに、何も言わずに1000円を出すんじゃないってこと。

「じゃあ1000円でお願いします。」

などと言ってみてください。

ほとんどの店員さんは、「はい。」って短いですが返事してくれますよ。

黙って1000円払った時であれば起きないコミュニケーションです。

このような小さなことでも、オープンの行動を取るだけで相手が変わってくるんですね。


自分がオープンであれば、相手をオープンにできるんです。


オープンであるのは、恋愛でも強力な武器です。

好みのタイプの人を見つけたら、自分から積極的に声をかける。

これはオープンですね。

肉食系なんて言葉があるのは、裏を返せば、自分から積極的に男性にアプローチする女性は、まだまだ少数だということ。

だからこそ積極的に動ける人は、得られるものも大きいんです。

ライバルが少ないわけだから。


また、人は、自分を好きになってくれる人を好きになりやすい傾向があります。

あなたがオープンで、自分から主体的にアプローチすれば、うまくいく確率はクローズの時よりずっと高くなります。

「そんなこと言っても自信ないし、ふられたら傷つくし…。」

うん、その気持ちも分かります。

あえて言うなら、気持ちの問題ではなくて、オープンとクローズのどちらの行動を選ぶか、という話です。

気持ちがオープンでなくても、行動をオープンにするだけで、少しずつ自分自身がオープンに変わってくるんです。


宝物を手に入れるためには、冒険が必要ですよね。

冒険には危険がつきものです。

時には怪我をして傷ついたり、悪い相手に騙されたりすることもあるかも知れません。


でも、冒険の結果宝物を手に入れられれば、そんな苦労や嫌な思いも吹き飛んでしまうくらい、得られるものも大きいんです。

それに、万が一傷ついたり騙されたりした時も、実はオープンの方がクローズよりもダメージが少なくて済むんです。

オープンな心は、しなやかで強いので、傷つきにくいからです。


それにオープンの方が、仮に1つの愛を失ったところで、周りに多くの人の愛があふれているから、それによって癒されるからです。

人は傷つきたくないとき、ついクローズになりがちですが、クローズで得することはゼロ、何もないです。


さて、オープンという考え方は、世界の舞台でも大切なものとして認識されているようです。

個人的にそれを感じたのが、以前NHKで放送されたドキュメンタリー番組です。

2008年ミス・ユニバース日本代表候補の美馬寛子さんと、日本代表ディレクターであるフランス人のイネス・リグロン女史の話。

ちら見していたので、内容を詳細には覚えていないのですが、中でも印象的なシーンがありました。


リグロン女史は、ミス候補たちを本大会までトレーニングする仕事をしていらっしゃいます。

ある時リグロン女史は、美馬さんらミス候補を連れて、フランスの街に出かけました。

ミスにふさわしい振る舞いをしながら、買い物や食事などができるかどうかの実践的トレーニングです。


前もって告知してあったのか、あるいはそうでなくとも目を惹く美女がいるわけですから、街の人が老若男女問わずミス候補の周囲に集まってきます。

その輪の中で、他の候補者には街の人は気さくに話しかけるのに、美馬さんには誰も話しかけなかったんです。

慣れない地、よくわからない言語、ミスとしてどうあるべきかという悩みやプレッシャー、トレーニングの厳しさ。

いろいろな要素が絡んで、おそらくこの時の美馬さんはクローズな状態だったんでしょう。


オープンもクローズも人に伝わります。

街の人たちはクローズな美馬さんに対して、「なんかこの人話しかけづらいなあ。」といった印象を持ったことでしょう。

その時の美馬さんの気持ちは想像するしかありませんが、おそらくこうだったでしょう。

「何で他の候補者は話しかけるのに、私には誰も話しかけてくれないんだろう…。」

分かります?

これ、クローズの思考なんです。


では、オープンであれば、どうしたでしょう?

そう、自分から話しかけちゃえば良かったんですよ、日本語でも全然いいから。

自分から話しかければ、きっと街の人も答えてくれて、その様子を見ていた他の人が、今度は美馬さんに話しかけてくれたことでしょう。

まず自分からオープンになっていればよかったんですね。


オープンかクローズかというのは、言葉も文化も違う人たちでも、何となく感じられるものなんです。

ましてや、同じ日本人同士だとしたら、相手によく伝わります。

逆の立場で考えてみて、相手がオープンな人であれば、こちらもコミュニケーションとりやすいですよね?

クローズな人だと、ちょっと敬遠したくなりますよね。


愛されるいい女は、自分からオープンになるので、周囲に人が集まるんです。

自信を持って自分をオープンにできること、それが愛されるいい女なんです。

ただ外見が綺麗なだけでは、残念ながら愛されるいい女とは言えないんですね。


自信と言えば、一方的に相手に愛を求めている人って、自信が無いんです。

言い換えれば、愛を求める気持ちの根っこには、不安があるんです。

嫌われたくないとか、関係を損ねたくないとか、浮気するんじゃないかとか、捨てられるんじゃないかとかね。


でも、そういう考え方って、残念ながらそうあって欲しくない事を引き寄せてしまいがちです。

授業で「自信が無いから当てて欲しくないなあ。」と思っている時に限って当てられたりするでしょう?

あるいは、緊張しちゃダメだと思えば思うほど、余計に緊張してしまうようなものです。


なぜ不安が現実のものになるのか。

不安があると、その不安をベースにしたクローズな行動を取ってしまいがちです。

嫌われたくないという不安を抱えていると、クローズな行動を取りがちなので、結果として嫌われやすくなるんです。

関係を損ねたくないからと、相手の気になる面、嫌なところに目をつぶるというクローズな行動をとるので、結局相手との関係が損なわれるんです。

相手が浮気するんじゃないかと根拠もなく疑って携帯を盗み見たりするようなクローズな自分自身だと、どうなるでしょう。

そういう自分自身だからこそ、浮気するような男を引き寄せてしまうんです。


まず自分が相手を愛する、つまり相手の心を受け入れることが、愛を引き寄せるコツです。

心を受け入れるということが愛であるならば、それは家族愛や人間愛にも通じるんです。

親が子供を受け入れるから、子供は親の愛情を感じることができます。

恋人が自分を受け入れてくれるから、愛されていると実感できますよね。


大切なのは受け入れてあげて、受け入れてもらうこと。

だから愛されるいい女は、家族愛や人間愛にも恵まれるんですね。

オープンであれば周りに愛があふれるってことです。


さて、冒頭のクイズの答えです。

シンデレラはなぜ王子様に愛され、結ばれる事ができたのか?

愛されるいい女の条件的な言い方をするならば、「オープンな行動を選んだから。」です。


シンデレラがクローズな状態で、魔法使いの言葉を疑っていたら、どうでしょう。

せっかくのガラスの靴も、カボチャの馬車も、まったく意味がありませんよね。

自分に自信がないからといったクローズな理由をつけて、舞踏会に参加しなかったら?

当然、王子様とは結ばれなかったわけです。

王子様にダンスに誘われた時に「私はダンスを習ったことがないので…」と腰が引けていたら?

いくらシンデレラが美人でも選ばれなかったかもしれません。


シンデレラにとっての魔法使いや王子様のように、あなたにも運命の出会いは必ずあります。

そしてそれに気づくのは、それをつかむのは、他でもないあなたの「オープンな行動」です。

愛されるいい女は気づいて、まず行動します。


みなさんも、勇気を出して行動してみてください。

必ず宝物が手に入りますから。